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【超危険】買い増ししてはいけない相場の特徴3選

買い増ししてはいけない相場

今回のテーマは買い増ししてはいけない相場の特徴3選です。2022年から不安定な相場が続いています。投資を始めたけど、相場の上下動が激しくて不安。これから投資を始めようと思ったけど、今はやめた方が良いと言われた、このような人もいるでしょう。

実際に買い増ししてはいけない相場で損をする人は多いです。結果、暴落の直撃を受けて一番お買い得なときには資金がなくなり、歯がゆい思いもします。

そこで今回は、買ってはいけない相場の特徴、主要な相場の対処法について解説します。これを読めば投資で損をする確率はぐっと低くなるでしょう。今買うべきだろうかという悩みも減ります。

それでは早速解説していきます。

特徴①:株価が割高

株価が割高なときは要注意です。長期のパフォーマンスに影響する可能性があります。株価の割高さを示す指標はいくつかあります。有名なのは株価収益率、PERやバフェット指数です。株式市場の過熱感を知る一つの目安にはなります。

特にインデックス投資では有用です。過去の例を見ると高すぎる水準の後には暴落も起きています。ちなみに2021年末の予想PERは22.3倍でした。こういった割高さの指標は注意も必要です。この数値を絶対視するといつまでも買えなくなります。

こうした指標は購入を決める重要な要素ではあります。ですが決定的な材料にはなりません。割高だからと購入を渋っていると機会損失になる可能性もあります。参考程度に見ていくと良いでしょう。

特徴②:リスクの高い投資が流行っている

リスクの高い投資が流行っているときも注意が必要です。リスクの高い投資とは、新興国株やレバレッジ型商品、ミーム株、仮想通貨などですね。アンティークやワイン、美術品への投資が流行ったこともありました。

最近の例としてはレバレッジ型商品の流行があります。例えば2021年12月に資金が流入した投資信託はコロナショックのあと株式市場は好調でした。特にハイテク株の伸びは凄まじかったですね。

そうした背景から投資家たちがナスダックのレバレッジ商品に注目したことがうかがえます。こうしたリスクの高い投資が入る背景には、金余りや相場の過熱が見られます。日本やヨーロッパなどはコロナ前から金融緩和で経済を押し上げていました。

金融緩和とは、低金利の維持や量的緩和を指します。先進国は無理くり、金融緩和で経済発展を支えている状態が続いています。各国の総資産は右肩上がりで増えています。コロナショックで段違いに増えていますがその前から増加傾向です。

量的緩和が進むと、非常に流れるお金の量が増えます。投資家たちはマネーをいっぱい持っているため購買意欲が旺盛です。実際お金は遊ばせていても何にもなりません。それならば、余ったお金を投資に回し増やした方が効果的でしょう。

従って投資家たちはお金が増えそうな物を次々と買っていきます。このあふれるマネーが株式を超えてリスクの高い資産に向かうのですね。リスクの高い投資が流行る背景にはこうした事情があります。

みんなが楽観的になっているときは要注意です。あまのじゃくですが、こういうときの買い増しは慎重に行きましょう。

特徴③:投資に興味のなかった人たちが始める

投資に興味のなかった知り合いが急に熱心になることがあります。1人2人ならそういうこともあるでしょう。ですが何人もとなるとおや?っとなります。

背景には2つの理由が考えられます。

・一般向けに宣伝されている

・好調な相場が続いている

これまでの日本において投資はマイナーな存在でした。知っている人は知っている、でもやっている人は多くないという状況です。それなのに興味のなかった人たちが次々と投資を始める。それは何かしら知る機会があったからです。

例えば、ネットやSNSで投資の話が盛り上がります。有名なインフルエンサーが話題に上げる、書店に投資関係の本が平積みされる、そういったところで情報を得て、今投資を始めると儲かるらしいぞとなるわけです。

自戒を込めて言いますが最近は米国株関連の方も増えてきました。米国株の好調さの表れと言えるでしょう。逆に慎重さが必要な相場とも思います。テレビや新聞で取り上げられたらピークなことも多いです。

例えば2017年に仮想通貨が流行ったとき様々なメディアで特集されました。このあと暴落し、マイナス幅は最大で80%にもなりましたね。今は幸いにも回復しました。ですが肝を冷やした人も多かったでしょう。

こうした現象は最近始まったことではありません。少し前でいえば80年代の不動産バブルにも見て取れます。当時は投資をしたことがない人も不動産投資にのめり込んだと言われています。

テレビや新聞が、しかも上昇を過剰に伝えたことが一因と言われました。日本の土地は価値が必ず上がり続ける、地価は決して下がらない、土地を所有すれば損はしない、そういった意見が拡散されたのです。

今では考えにくいですね。ですが当時はそうした土地神話が本当に信じられていました。実際当時の調査からまずその様子がうかがえます。これは当時の世論調査で、土地はこれからも値上がりすると答えた人は75%にも上りました。

また土地は貯金や株式などに比べて有利な資産であると答えた人も64%です。ちなみに、令和2年の調査では2割です。当時、これだけ多くの人が土地に可能性を見ていたのですね。

不動産投資がブームになったのも頷けます。そしてブームがあまりにも過熱した結果バブルははじけました。地価が急激に下落したので、多くの人が巨額の損失を抱えましたね。

日本ではいつもちょっとした話題に買い煽りがいわゆるイナゴが群がる状態です。この傾向は顕著です。誰が買い煽っているのか、その人はなぜ勧めるのか、結末はどうなるのか、方針に興味のなかった人たちが熱心になり始めたら少し警戒していくと良いですね。

投資してはいけない相場の対処法

ここまで買い増ししてはいけない相場の特徴を見てきました。そうは言っても今がその相場の場合、どうしたらよいのでしょうか?対処法を2つ紹介します。

対処法①:買い場を待つ

投資の格言に『休むも相場』というものがあります。相場の先行きが不透明なとき、形勢が不利なとき、相場の状況を見て売り買いをする手法では休むという発想も大事です。

毎日、あるいは毎月のように投資をして常にポジションを持つそうした投資家が優れているわけではありません。大事なのは成果を出していくことです。

例えば相場が荒れた2018年を見てみましょう。S&P500のトータルリターンはマイナス4.4%でした。株式を買うよりも現金で置いた方が多かったのです。休むも相場を実践した投資家が優れていたといえます。

実際成果を出している投資家の中には年に数回しか投資をしない人もいます。投資においてキャッシュは重要です。暴落時は株式のバーゲンセールになります。企業価値に対して株価が割安になるということです。

ですので買いたいと思ったときには既に手元にキャッシュがない、買いたいのに買えないそういう歯がゆい状況をしばしば体験します。このため、いつでも動けるように手元にキャッシュを置いておくことが重要です。

対処法②:積み立てを進める

そうは言っても買場を待っていたらいつまでも買えないじゃないか?大損失になるんじゃないか?そう思う人もいるでしょう。そうした不安を感じる人は少額で積み立てをすすめるのもありです。

もちろん積立といっても全力で投資するわけではありません。分散する、暴落時に買い向かうためのキャッシュを残す、リスク許容度の範囲内に抑える、少額を積み立てる、このような対策が必要です。

そして機会損失も抑えられます。確かに底値で買うよりもリターンは落ちます。ですが失敗したときの損失も抑えられるでしょう。それに途中で買場が来たら残りの資金を突っ込むこともできます。相場を読まないので誰にでもおすすめできますね。

あるいは相場の様子を見て買場を待つにしても、期限を決めておくのも一案です。例えば年末までに買場とリバランスの時期どちらか早い方が来たら買うということですね。頻度は半年か1年に一度でも良いのです。

あまり頻繁にやっても効率が下がります。ルールを設けることで、いつまでも買えないという事態も避けられますね。

ここまで二つの対処法を紹介しました。どの対処法を採用しても資産が大きくなると大変です。相場の見極めとキャッシュ、両方が重要になります。株価の下落に対して労働収入で補うのが難しくなるからです。

例えば30万円で10%値下がりしてもマイナスは1万円です。これくらいなら給与から追加で投資することも難しくなるでしょう。ですが、資産1億10%値下がりしたらマイナス1000万円です。これを給与から補填するのは大変ですね。

相場を見極めること、キャッシュを適切に管理すること、これに注意して投資の期待値を上げていきたいですね。買場がなかなか来ないときはじれったいものです。ですがそれは株価が好調な証拠です。

それに次の買場もいつか必ずやってきます。資産の伸びに喜びつつ、来るときに向けて着実に準備していくと良いですね。

まとめ

それではまとめていきましょう。今回は買ってはいけない相場の特徴、そのような相場の対処法について解説しました。

買い増ししてはいけない相場の特徴は次の三つです。

①株価が割高

②リスクの高い投資が流行っている

③投資に興味のなかった人たちが始める

割高さを示す指標にはPERなどがあります。割高なときに投資をすると長期のパフォーマンスに影響するケースがあります。ですが、こうした指標を絶対視すると買えなくなり、機会損失になる可能性もあります。参考程度に見ていくとよいでしょう。

今回は最も簡単なPERを示しましたが、どれか一つに絞るのではなく総合的に判断したいですね。

特徴の二つ目は、リスクの高い投資が流行っているときです。コロナ前もコロナ後も株価が好調なときはレバレッジ型商品が人気でした。リスクの高い投資が入る背景には金余りや相場の過熱が考えられます。みんなが買っているときは要注意ということですね。

特徴の三つ目は、投資に興味のなかった人たちが始めたときです。相場が好調で一般向けに宣伝されていることが多いです。誰が買い煽っているのか、その人はなぜ勧めるのか、結末はどうなったか、投資に興味のなかった人たちが熱心になり始めたら少し警戒していくと良いですね。

次に買い増ししてはいけない相場の対処法を紹介しました。

対処法の一つは買い場を待つことです。休むことも相場ですね。毎月のように売り買いする投資家が優れているわけではありません。大事なのはきっちりと成果を出していくことです。成果を出している投資家でも年に数回しか投資しない人は大勢いらっしゃいます。

もし、買場を待つことが難しいようであれば小額で積み立てるのも一案です。そうすることで機会損失を抑えられます。途中で買場が来たら残していた資金を突っ込むこともできます。選択肢があるという状況は精神的に楽ですね。

相場にはサイクルがあります。従って買い増ししてはいけない相場は必ず来ます。ですが今回の内容をもとに計画を立てれば損失はぐっと小さくなるでしょう。今買うべきかどうかと悩むことも少なくなるはずです。

以上、これからの投資の参考になりましたでしょうか?

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