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【解説】あなたをお金から遠ざける「悪しきお金のマインド3選」

あなたをお金から遠ざける悪しきお金のマインド

今回のテーマはあなたをお金から遠ざける悪しきお金のマインド3選について解説します。

突然ですが皆さん、こんな名言聞いたことないでしょうか?

『心が変われば態度が変わる、態度が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる、運命が変われば人生が変わる。』

こんな名言ですね。野村克也さんの著書野村ノートや中村俊輔さんの著書夢を叶えるサッカーノートなどで触れられており、聞いたことがある人もいるんじゃないでしょうか?

今日フォーカスしたいのは心の部分です。この名言のスタートは、心が変わればです。そして、この名言の最後は人生が変わる。つまり真ん中をすっ飛ばすとこうなります。心が変われば人生が変わるですね、人生を変えたいと思った人が最初にすべきことは、心を変えることなんですね。

お金の心配をする人生から、お金の心配をしない人生に変わりたい。そうなりたいなら、そのために最初にすべきことは、マインドを変えることです。マインドチェンジは費用0円の自己投資ですね。

ということで今回は、悪しきお金のマインド3選を紹介します。

このマインドは報われない行動を生み出します。つまり時間や労力をかけても裕福にはなりにくいってことです。おくりびとになれないのはもちろんのこと、皆さんの人生がお金の心配をしない人生に変わる可能性も低くなってしまいます。

なので気をつけてほしいポイントですね。というわけで本題に入ります。

①自分には政府に豊かな人生を保障してもらう権利があると思っている

世の中にはこう考えている人たちがいます。政府は国民の豊かな生活を保障すべきである。政府は国民の老後の面倒をきっちり見るべきである。政府は国民が失業したり病気になったりしたら、生活の面倒を見るべきである。苦しんでいる国民がいるとしたら、それは全て政治のせいだ。

こういう考えを強く持っていれば持ってるほど裕福になりにくくなります。理由はお金になりにくい行動に時間を使うことになるからです。

例えば年金が減らされると聞いて、年金減額反対のデモに参加するとか1万円の補助金を申請するために市役所に行ったり、細かい書類を長々と書くとか、政府に対する不平や不満をSNSや掲示板に書き込み続けるといった感じです。

政府に対して権利を主張するということは政府の財布に手を伸ばすってことです。政府というのはたくさんの人の思いがごちゃ混ぜになっている存在です。たくさんの人がたくさんの思いを持って政治に関わっているので、政府の財布から自分にお金を引っ張るには並大抵の努力では足りません。

1時間かけて100万円取ってくる、こんなことはほとんどの人にはできないんですね。利権にがっつり食い込んでる政治力のある人は別でしょうけどね。

一方で、自分のお金は自分で作る、こういうスタンスの人はもっと別なことに時間を使います。自己投資に励んでスキルアップして転職したり、スキマ時間を使って副業したり、投資の勉強して、余剰資金を資産運用に回したりっていう感じです。政府の財布に手を伸ばすのではなく、マーケット市場にお金を取りに行くわけです。

ただ誤解しないで欲しいのは、より良い政治を実現するための健全な政治活動を否定しているのではないってことです。政府を監視したり、政府に対する意見表明をしたり、政府を変えるためのデモや草の根活動、どれもとても大切なことだと思います。

ただ、唯一にして最大の問題は、人生には限りがあるってことです。よりよい社会を実現するための政治的な活動等、自分を裕福にするための経済的な行動、この二つは必ずしも同じ方向を向いていません。

だから、自分の人生でどちらを重視するか、優先順位をつける必要があるんですね。お金という軸で考える場合には、政治活動は良い手段になりにくいってことです。

さらに、自分には政府に豊かな人生を保障してもらう権利があるとか、自分の生活が苦しいのは全て政府のせいだっていう不健全な他責のレベルまでいけばなおさらです。

これはお金という側面に限って言えば、裕福になりにくい悪しきマインドなんですね。こういう中には自分のお金のことばっかり考えて、社会のことを考えないなんて不道徳だよ、こう考える人もいるかもしれません。

でも、2兎追うものは一兎をも得ずとはよく言ったもので、重要なものを二つ同時に欲しがると、ただの一つも手に入らない可能性があります。その方がよっぽど悲劇です。

自分が裕福になっていけば、社会的に弱い立場にいる人たちを支援することもできます。事実、年間数百万円単位で寄付をしている人も少なくありません。

社会をより良くすることを最重視して、ありったけの労力と時間を注ぎ込むのか、それとも自分の経済的自立を最重視して、ありったけの労力と時間を誘い込むのか、どちらを選ぶかは皆さん次第です。

私が言えることは、自分の経済的自立を優先しない限り、経済的自立が訪れる日は来ません。そして社会への欲求が不健全なほどに高まると、自分が裕福になる日は遠ざかっていきますって事ですね。

②自分には勤務先の収益を正当に分配してもらう権利があると思っている

世の中にはこう考えている人たちがいます。うちの会社は儲かってる、儲かってるんだから、もっと給料を増やすべきだとか、うちの会社は儲かってないらしい、だけど俺は一生懸命働いている従業員にはもっとしっかりお金を払うべきだ。こんな感じですね。

どちらの店も正当な給料をもらっていないっていう思いがある点では同じです。こういう考えを強く持っていれば持っているほど裕福になりにくくなります。

理由はお金になりにくい行動に時間を使うことになるからですね、先ほどと同じですね。例えば、社長がいかにがめつい人間か陰口をたたいたり、上司がいかに無能か、飲み会で愚痴を言い合ったり、SNSや掲示板で会社の問題についてひたすら書き込みを続けるっていう感じです。

儲けを正当に分配してもらう権利があるはずだっていうマインドには、3つの罠がありますね。

まず一つ目、前提がおかしいです。自分の給料が正当ではないってことは、自分には問題がないってことですよね。でもそれ本当ですか?もし自分に問題がないとするならば、自分には改善点がないってことです。つまり、今の立ち位置は山の頂上だってことです。もう一度聞きますが、これって本当でしょうか?

そして二つ目、そもそも何が正当かを決めるのは難しいってことです。だって皆さん、そもそも正当とは何でしょう。辞書的に言えば、道理にかなっていて正しいことです。でも何が正義で何が公平で何が平等か、これは哲学者でも答えるのが難しい問題です。

そして三つ目、給料を決めるのは社長です。仮に会社の儲けを正当で公平に分配する基準が見つかったとします。でも社長がそれに従うべき理由は何もありません。社長は自分の基準で社員の給料を決めることができます。

社長それは正当ではありませんって叫んだところで、じゃあ別の会社で働いてくださいって言われるだけですね。もちろんない袖は振れないので、払いたくても払えないっていうケースもあるでしょう。

こういう会社はいずれ潰れると思いますが。それにしても、従業員には給料水準の決定権がないっていう現実は変わりません。これを決めたいなら、自分が社長になるしかないんですね。

つまりこういうことです。会社からもらえる給与いくらが正当か議論するのは不毛、こういうことですね。焦点を合わせるべきは、会社の給与水準が皆さんにとって納得できるものなのかどうかっていう点です。

酸いも甘いもあるこの世界、公平さや正当さだけでは飯は食えませんからね、皆さん個人が納得できないならば、会社を変えようとするのではなく、皆さん自身を変えましょう。

変えることのできるものは皆さんの働き方や働く場所です。そして変えることのできないものは、社長の決定や会社の給与体系です。これを識別できるのとできないのとでは、今取るべき行動未来が大きく変わります。

自分が持っていない権利を主張することほど時間を浪費することはありません。労働者として持っている社会的に認められた権利と、実は持っていない思い込みの権利、ごっちゃにしないようにくれぐれもお気をつけください。

③自分よりお金を得てしかるべきと思う人はいない。

世の中にはこう考えている人たちがいます。なんで俺よりあいつの方が給料が高いんだ、おかしいぞとか、ツイッターで収益報告してるやつがいたんだけど、あんな奴が自分より稼いでるなんておかしい、嘘をついてるに違いない。

そうじゃなければ、何か悪いことでもしてるに違いないとかニュースで金持ちが紹介されてたんだけど、あれはたまたまうまくいっただけだよ、運がよかっただけ。こんな感じですね。

いずれにしても、自分より稼いでいる奴はおかしいって感じている点で同じです。こういう考えを強く持っていれば持ってるほど裕福になりにくくなります。

理由はお金になりにくい行動に時間を使うことになるからです。これまでの二つと全く同じですね。今裕福ではない自分に目をつぶって、今までと同じ自分の生き方を続けるネットパトロールして稼いでそうな人をひたすら叩く。

情報収集や批判に明け暮れて、具体的な行動は一切起こさない、これでは自分のところにお金が巡ってくるわけがありません。もし少しでも、なんであの人のところはあんなにお金の流れがいいんだろうとか、自分もあの人の真似ができないだろうか、こういう目線があれば、川の流れを変えられるんですけどね。

ここまでの話を聞いて、勘のいい人はピンと来ているかもしれません。結局、悪しきお金のマインドを持ってる人というのは、政府や企業、家計、経済主体である登場人物全員にケチをつけているだけの人なんですね。

金融庁の教育用パンフレットからの抜粋ですが、一つの国の中には三つの経済主体、つまり主要な登場人物がいます。一つ目が政府、二つ目が企業、三つ目が家計ですね。

悪しきお金のマインドを持っている人というのは、政府はもっと自分にお金を流すべきだと思っているし、企業はもっと自分にお金を流すべきだと思っているし、自分のお隣さんが自分よりお金を持っているのはおかしいと思っている、そういう人です。

簡単に言うと、映画の登場人物全員にケチをつけている状態ですね。これでは映画を楽しめるわけがないですね。こういう人は自分が新しい価値を生み出すことに集中するのではなく、他の人からお金を奪ってくる、こういう発想になりがちです。

皆さんは自分のお金は必死で守りますよね。それと同じ話で取られる側も、自分のお金は必死で守ります。守る気満々の人からお金を取るのは決して簡単なことではありません。

一方で、社会は付加価値を産んでくれる人には喜んでお金を払ってくれます。なぜなら、払ったお金に見合う価値、払ったお金以上の価値、これを受け取れるからですね、経済社会では相手を得させられる人のところにお金が集まることになっています。

もし皆さんが自分よりお金を得てしかるべきと思う人はいないって思うのなら、そのマインドを変えることを全力でおすすめします。あの人が儲かったのはいいことだ。なぜなら、自分にも儲かるチャンスがあるのだから、こういうマインドで自分の行動を変えていきましょう。

誰も儲かっていない世の中だったらそれこそ絶望です。ノーチャンスってことですからね。なので私としては、みんなが儲かった儲かったって喜んでいる世界が楽しいなと思います。自分以外の誰かにケチをつけるのではなく、自分が生み出せる付加価値にフォーカスする。そうやってお金を引き寄せていきましょう。

まとめ

今回は悪しきお金のマインド産生について解説しました。こういったマインドを持っていると裕福になれない行動を起こしがちになります。

自分には政府に豊かな人生を保障してもらう権利があると思っているこのマインドは下手すると政府批判や補助金申請だけに時間と労力を捧げることになります。

自分には勤務先の収益を正当に分配してもらう権利があると思っている。このマインドも下手すると変えられないもの、つまり会社の給与体系を変える活動に時間と労力を捧げることになります。どうせ変えられないので待っているのは失望です。

それから自分よりお金を得てしかるべきと思う人はいない。このマインドも下手すると人の足を引っ張ることだけに時間と労力を捧げる人生になります。人を下げるより自分が上がる方が簡単だし、楽しい人生になるかもしれません。

人生は有限です。何時間と労力を使うのか、それを決めているのは皆さんのマインドです。もし裕福になることを優先するなら、お金が離れる悪しきマインドを捨てましょう。

それからいつも言ってますが、最も手っ取り早く自分の収入を増やす方法は転職です。体感ですが、皆さんのうち5人に1人は仕事の難易度や仕事量は今と同じでも、年収だけは1割アップできる、こういうチャンスを秘めた状態だと思ってます。

今の待遇に不満がないならいいですが、もし不満があるとしたら、外の世界にはいくらでもチャンスが転がっているのに、中の世界の不満ばかりが目に入る、そういう勿体ない生活になってしまいます。

お伝えしてきた通り、お金を持っていない人や、守っている人からお金をもらおうとするよりも、自分を変えてお金の流れがいいところに身を置く方がよほど生産的です。これも何度も言ってますが、転職にはリスクがありますが、転職活動には一切リスクがありません。

今よりも良い待遇の仕事が見つからなければ、転職しなければいいだけだからですね。1月から3月は求人が増える絶好のチャンスです。自分にはどんな求人があるのか、ぜひ非公開求人を多数抱える転職エージェントに相談してみてください。

おすすめの転職エージェント2社については、いつものようにリンクを貼っておきます。遠慮せず気軽に利用してみましょう。転職活動はノーリスク、これを合言葉に今回のポイントを踏まえて活用してもらえたらなと思います。

以上、最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

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