支出を減らす↘

【本音】資産を作るために辞めたこと5選

資産を作るために辞めたこと

今回のテーマはこちら資産を作るためにやめたこと5選です。皆さんは資産を作るためにどのような工夫をしていますでしょうか?投資でお金を運用していく増やすことは実施しているかと思います。それと同時に支出を減らして元となるお金を貯めることも非常に大切です。

支出を減らすためには何をとり、何を捨てるのかを決める必要があります。言い換えれば人生のプライオリティを何に置くかということです。普通の勤め人には間違いなく欲しいものを全部手に入れることはできません。また、全部を削るのもしんどい話です。

今回は資産を作るためにやめた5つのことについてお話します。若いときからお金を貯めて投資に回す習慣を身につけることは非常に重要です。今あるお金が40年あるいは50年後にどのような価値を持つのか知っておくことでモチベーションが上がります。

しかし、実は今ではお金を使うようになったものがあります。人生を豊かにするためにはそのときしかできない経験にお金を使うことも同じくらい大切だと考えています。このことも交えてお話したいと思います。

まず初めに皆さんに知っておいて欲しいことがあります。これは若いときにお金を貯めて投資に回すことの大切さです。若いうちにお金を複利で運用するとお金が劇的に成長します。

しかし、若い頃はもらえる給与も少なくなかなか資産形成をするのは難しいですね。全世帯平均の年間所得額はピークの平成6年の664万円から552万円に下がっています。100万円以上も下がっていることになります。こうした中で日々の生活費を切り詰めながらとします額を増やすのは簡単ではありません。

しかし、お金の使い方を考えて、なけなしのお金を地道に投資に回すことで人生が開けるのは間違いのないところです。今の若い人に言えることは1000万円に乗るとそこからは割と早いということです。若さというのはお金では買えない時間、圧倒的な強みがあります。

複利の力を最大限に活かせるからです。投資初心者さんにはちょっとわかりにくいかもしれませんね。少しイメージしてみましょう。20歳で100万円を70歳まで運用するとします。運用期間は50年間ですね、そこに過去の米国の株式市場の利回りである6.8%を当てはめます。

さらに、複利を効かせるために利益は再投資するものとします。それと50年後にはなんと2500万円を超えます。このメリットを知っておくのと知らないのでは、貯蓄意欲が俄然変わってきます。つまり20歳ならば100万円は2500万円と等価、私はこのように考えることで貯蓄に励んできました。

例えば5万円を使うときでも将来の125万円かあと思って過ごしてきたということです。投資初心者さんには信じられないかもしれませんね。これが複利運用の威力です。毎年6.8%の利回りで増えるというのはこういうことなのです。

雪だるまを作るときに雪玉を転がして大きくすることから雪だるま式に増えるとも言いますね。50年かけて雪玉を大きくする、こんなイメージでしょうか?若い頃に給料の一部を雪玉として投資に回し複利で転がす複利で転がした雪玉は時間とともに大きくなりやがて立派な雪だるまとなる、さらに雪だるまを転がし続けると老後には信じられないような大きさまで成長します。

さてさてこの運用利回り6.8%はいささか無理な数字に思われるかもしれません。実際バブル崩壊以後の長いデフレ下にある日本にいると可能な金利に見えます。しかしこの利回りは米国市場の過去平均上昇率です。つまり、実現されてきた数字です。

例えば代表的な指数であるS&P500などに投資していれば達成された数字ということになります。もちろんこれからの米国は過去100年ほどの成長を達成することは難しいでしょう。しかし、先進国で今後最も成長が見込める国であることは変わりありません。

実際、この10年間は年利15%にも迫ろうかという勢いで成長しています。ここまで見ていただいた方にはもう既にお気づきかもしれません。投資は複利運用する期間だけでなく、資金力、つまりスケールも大事です。

もう一度100万円を複利で運用したときの運用金額の例で解説します。先ほど解説しました通り複利で運用しますので、運用期間が長くなるにつれて増え方が大きくなっていきます。50年で2683万円という非常に大きな額になります。

ただ、半世紀というときは人間にとって長いですよね。そこでショートカットするとっておきの裏技を紹介しましょう。それは初期投資額を100万円でなく193万円にすることです。シミュレーション上はこれで10年分ショートカット可能です。

人によっては初期投資は373万円にすることで20年分ショートカットできますね。それ以上の額となるとさすがに若い方には難しいかと思います。乱暴な例えですが、お金の力でタイムマシンで未来にワープするようなものです。

投資はスケールが物を言う世界とはこういうことですね。加速度的に投資が楽になるのです。それを実現するためには若いときに節約して投資、これに尽きると考えています。

例えば手元資金が1万円ではなかなか複利の果実は得にくいのです。ただし、いくつか気に留めておきたいこともありますね。それは増えるということは減るということでもあるのです。下落をしたときの損失もそれなりに大きくなります。資金量が増えてくると分散投資をする人が増えるのはそういうことですね。

利益と損失リスクは表裏一体です。投資効率を落としてでも分散性を高める、それにより不確実性と確実性のバランスを取るようになるというわけですね。個人的には投資額が1000万円を超えるぐらいから分散投資を意識した方が良いと考えています。暴落したときの損失額が給料の額を超えてくる水準だからですね。

さてさて、若いときにお金を投資に回すことの大切さを知っていただいたところで、ここから私がどうやってそのお金を搾り出したかについてお話します。

一般的にはどのような節約をしているのでしょうか?明治安田生命家計に関するアンケート調査の2017年から2020年の調査結果が家計の平均像をつかむのに興味深い資料です。電気をこまめに消すが1位になっています。すぐに取り組める節約方法だからでしょう。

しかしこれは実はあまり意味がありません。金額が知れているからです。支出を減らすというのは、大きい支出を削るのが基本です。少額の支出をちまちまと努力しても大した効果が得られません。大きな支出になっている自動車維持費や携帯電話代などの固定費、これらを削ることが効果的な支出削減策ということになります。

他にも保険の見直し、自動車を持たないなどの効果は絶大です。支出の割合が比較的大きいからです。年収減時代を生き抜くには家計の効率化が欠かせないですね。年に何回かは海外旅行したい、共働きは嫌だ、ご褒美に外食をしたい、車は新車しか乗らない、結婚式は何百人、こういう価値観だとお金が貯まりません。消費の波に流され続けます。

もちろん全てを捨てる必要は全くありません私も旅行は毎年貧乏旅行をしていました。そうしないと枯れた人生になりかねません。要は人生のプライオリティを何に置くかということです。

①車

一つは車です。大変な固定費がかかるからです。買って数百万石して年間30万から50万、税金、ガソリン代、駐車場代、補修代、年間50万でも車種によっては足りないでしょう、凄まじい金食い虫ですね。

加えて基本的に価値が下がり続けるのもNGポイントです。買わないという選択肢もありますが地方でお子さんがいるとまず難しいと思われます。車好きの方はもちろん、削れないですね。

せめて中古を選ぶとか他の固定費をどうにかするとか、他の手を打ちます。

②携帯電話

携帯電話を格安SIMに変えるのも、固定費の削減に大きな効果があります。私の場合月々1500円程度です。docomoauソフトバンクの3大キャリアだと月々8000円程度でしょうか?差額は年間で約8万円近くと非常に大きな節約になります。

乗り換える際にドコモメールなどのキャリアメールを変更する必要があります。メアドを変更することで途切れてしまう知人関係もあります。しかし、今は携帯番号を変えなければ、LINEなどであっさり繋がることができます。

またどうしても連絡を取りたい相手なら友人の伝手をたどれば何とかなるものです。少々ドライですが逆に言うとメアドを変えて切れてしまう人間関係というものはそれだけの関係なのかもしれません。

しかし、本当に深い友人ならばメアドが変わったぐらいで途切れるものではありません。繋がる人は繋がるのです。

③家の購入

これも非常に高額の買い物だからですね。住宅ローンを組んで郊外の新築の家を買うというのは投資家においては典型的な駄目な行動と見られます。

理由があります。買った瞬間に値下がりをする、値上がりの可能性がほとんどゼロである将来の売却さえも難しい。こういったリスクがあります。何らかの理由で転居が必要になったときに問題が顕在化してきます。

このような理由がありますので賃貸派でした。ちなみに大学入学時から賃貸生活を始めています。賃貸住宅住まいの私なりのメリットを述べます。

・固定資産税がかからない

日本は固定資産税や自動車税に見られるように資産を持っているだけでお金がかかる仕組みになっています。この金額はなかなか馬鹿にできません。私の住んでいる地区だと大体年間にして15万円から30万程度かかってきます。

・人生の転機に合わせて転居しやすい

持ち家はなかなか転居が利きません。売却を伴うからです。賃貸は簡単にできます。家庭人数や仕事環境の変化に応じた住まいを借りることができるのは大きなメリットでしょう。

・隣人リスクを回避できる

持ち家で隣人とうまくやっていけなかったら目も当てられません。これは運次第なところもあります。賃貸も隣人リスクはありますが、問題が生じたらさっさと引き払えば良いだけなので問題になりにくいです。

・修繕費が大家持ち

賃貸は修繕費が大家さんの負担になります。持家は修繕やリフォームは自腹になります。

ちなみに賃貸も持ち家も収益を生まないという点においては共通します。家賃やローンの額によっては月々の支払いに追われることになります。つまり、下手に組むと投資にお金を回せなくなり、資産形成に影響します。無理のない支出にしたいところです。

職場が何らかの住宅補助を出している場合はそれをフル活用した方がいいでしょう。購入する際も無理のない守りに守った資金計画を立てたいですね。

しかし、今は持ち家派に転向しています。昨今の低金利に加えて住宅ローン控除が大きく、これにより借り入れが実質マイナス金利となっていること、生活上のクオリティ、利便性が格段に向上することが主な理由です。

それは広くて気持ちの良い住宅に住めるからです。それぐらい持家は快適ですね。キッチンが広い、お風呂が広い、照明がいくつもあって明るいなどなどいろいろあります。どれもアパートでは実現不可能だったものです。

またテスラの電気自動車に乗っているので持ち家の自宅充電が燃料費で最安値であるのもメリットです。

自分たちにとってベストな選択をしていくことですね。人口減社会においては自宅にお金をかけるというのは自分で自分の生活を苦しくする可能性があります。賃貸の家賃と住宅ローンが同じくらいに組むむようにして無理せず買うというのが現実的でしょう。

④飲み代

外食費も大きな支出を占めます。特に外での飲み会です。外食費はランチだと知れています。しかし、夜の飲み会は一撃で5000円以上しますね。盛り上がって2次会3次会となると二、三万かかることもあります。

やんちゃな人はここで10万円20万円コースになってますね。外食を控える、特に飲み会を控えるのは非常に効果があります。格安スマホで通信料5000円節約しても飲み会1回で消し飛ぶと考えるとなかなかのインパクトですね。

私は飲み会は明確に2種類に分けています。ゆっくりと良い料理と良いお酒を飲む会、会話中心でリーズナブルにお酒を飲む会、少人数で味そのものを楽しむのは前者ということになります。大人数で料理よりも会話を楽しむのは後者ということになります。

毎回質を求めると大変な出費になります。ですから身の丈に合った飲み方をするということになります。コロナの影響で最近では家での飲み会がずば抜けて多いですね。

⑤現金貯金

これもやめたものといえばやめたものですね。当然ながら現在の銀行預金は全く資産形成に役立ちません。2000年前半からほぼゼロ金利で推移してきました。それだけではありません。世界的なインフレ傾向を考えると、減価させるだけになります。

日本に住んでいると感じにくいですがそれでも実は徐々に物の値段は上昇しています。野村證券のコラムにわかりやすくまとめられていましたのでご紹介します。食品パン、カレー、コーヒーなどいろいろな物の値段が時間とともに上昇しています。

特にハガキの値段が身近でわかりやすいですね。1970年には7円でしたが2000年には50年2017年には62円まで上昇しています。2019年には消費増税の影響を受けて63円になりました。

このように2000年代以降も緩やかにインフレがものによっては日本でも進んでいるのがわかります。アメリカは年率2%を目安にしています。ドル円の関係を考えたときに、日本の物価だけでデフレと判断し、投資をしないのは将来設計上、資産運用上実は危険です。

インフレによる現金の減価について、三井住友銀行の未来のお金ガイドがとてもイメージしやすかったので紹介します。1000万円を運用せずに貯蓄していた場合、インフレ率が年間3%と仮定すると20年後には実質価値が553万円に目減りします。

物価が上昇して、同じ金額を買えるものの量が減るからですね、せっせと貯蓄に励むだけでなく、投資に回さないとインフレで現金はどんどん価値が進められることになります。

ここまで節約したものについてお話してきました。確かに当初は人生を変えるインパクトを持つ素晴らしい行動です。しかし、私達が日常を豊かにする要素の一つに過ぎません。同時に適度な遊びや勉強で見識を広めたり、人間としての幅を広げるのも大事だと考えています。

若いときの経験はそのときにしかできない貴重なことですね。自己投資という意味では非常に大きな意味を持ちます。今しかできないことも大事にしないとそれこそもったいないです。

人生の早い段階で経験に投資をすると、年齢を重ねるほどに雪だるま式に幸せになれる経験は記憶という形でその後の人生において何度も喜びという配当を与えてくれるというものです。

私も今では月に1回2回は旅行に行きますし、乗ってみたかった車にも乗っています。若い頃には考えられなかったですが人にごちそうすることもあります。普通の人が普通にお金を使っていては、いつまでも環境は変わりません。

お金は手段であり目的ではないですね。もっと言うとお金は人生を豊かにするための手段であり、人生の目的や目標にはなり得ないということです。結局のところお金は幸せ引換券に過ぎないのです。

投資で生かすのも手ですし、豊かな生活をするために生かすのも手です。お金に縛られたり、振り回され過ぎることなく上手に付き合っていきたいですね。

まとめ

今回は資産を作るためにやめたこと5選について解説してきました。年収減社会という困難な時代を生きる今だからこそお金を投資に回して複利運用することの大切さは増しているといってよいでしょう。

お金は使うだけならば減っていきます。しかし、投資をして長期で持っていれば、ニワトリが金の卵を産むように定期的な収入になります。鶏を増やせば増やすほど卵も増えます。鶏は焼き鳥にすると美味しいですかそうすると卵が得られなくなります。

家や車のような大きな消費財にお金を使うのではなく、毎年追加資金を投入し、資産運用、コツコツを行う。何でもかんでも節約するということではなく、支出と収入の中で無理のないものを買うというのが肝要です。

これに対して株や債券というのは投資した分だけ返ってくるものです。お給料で金の卵を生み続ける鶏を買い続けるのが困難な時代を生き抜く給与活用術ということになります。

もろもろの投資を続けるとして、ではいつ金の卵を生み出す鶏そのものを食べるのかということですね。これに関しては私はよほど窮することがない限り、鶏を食べることはありません。生み出す卵で生活することはあっても産み出す鶏を生活資金にしてしまうことはないということですね。

粛々と金の卵を産む鶏を育て、卵を食べて生きていく、おそらく老後もそれは変わらないと思うのです。年金がどのように変容するか読めない今、自立した経済活動が老後も求められる。そのように確信しています。

金の卵を産む鶏そのものを調理するとき、それは人生の幕引きをするときかもしれませんね。

これからの戦略の参考になりましたでしょうか?

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