転職未経験者の評価が低くなる3つの理由
今回は転職未経験者の評価が低くなる3つの理由をお伝えしたいと思います。
まず転職に関しての誤解から答えたいと思います。その誤解とは何かっていうと、一つの会社に居続ける方が市場評価は高いっていうものですね。これは必ずしも真実ではないと、20年前30年前はそうだったかもしれないんですけど、少なくとも今は変わりつつある価値観なんですね。
30代半ばから後半になって人生1回目の転職をしようとしても相手にされないリスクってのがあるんですね。これを知っておいた方がいいと、手遅れになってしまうことがないようにぜひ最後読んでいただければと思います。
①実績に疑問がある
1社にしか勤めたことのない人の実績っていうのは本人の実力なのか。会社の実力なのか判断がつかないってことです。例えばどういうことかっていうと、Aさんが15年勤めた会社を辞めて転職を決断と転職希望先の面接でこんなことを言ったんですね。僕は売上を前期比120%にしましたとかこんな感じです。
これを聞くとね、普通だったらすごいってなるところかもしれないんですけど、ちょっと面接に慣れた人ならこう考えるんですね。売上が上がったのはたまたまで誰がやってもそのような環境だったんじゃないのか?こんな感じで考えるんですね。
なので次の会社でも優秀な社員、3社目でも優秀な社員だったのなら、間違いなく市場価値は高くなると。なぜなら、複数社での成功実績は1社での成功実績より再現性が高いからですね。
一流企業にいた人ほど、年齢を重ねてからの初めての転職に苦労するのは会社の看板のおかげで実績が出せただけなのか、本人の実力によるものなのか、これが判断がつきにくくなるからですね。
大企業にいた人が中小に転職して失敗しがちなのも、自分の能力と会社の能力をごっちゃにしてしまうせいで、前の会社で部長や課長でした、前の会社で売り上げを上げてきましたみたいな、そういった方が面接に来られても、実績の判断がつきにくいってのが正直なところなんですね。
複数社で実績を出してる人の方が実績面では安心できる。ただ不思議なことにどこに行っても成果を出す人ってのは本当必ずいるんですよね。欲しいのはこういう人材で、うちの環境に来ても成果を出してくれるだろうなっていう期待を抱かせてくれますよね。
もし市場価値を高めたいのであれば、いろいろな環境でも実績が出せる再現性の高い人材なんだってアピールする必要があるんですね。だから、1社に続けることは必ずしも市場価値を高めるってことには繋がらないっていうわけですね。
②環境適応力に疑問がある
1社で長く勤め上げたことが忍耐強い会社への忠誠心が強い、信用できる、簡単にやめなさそうという評価に繋がるってのは事実です。ただその一方で、この人環境の変化に耐えられるのかな、そういう疑問を持たれてしまうことも事実なんですね。
その環境で長く働けば働くほど、忍耐強く頑張れるってアピールになると思うかもしれないんですけど、転職エージェントや採用側からすると、なんだかんだこの人は今の環境が向いてたんだなって見えるってことですね。
最終的にはあなたは転職しないでそこにいた方がいいですよっていう、転職希望者にとってはもうそんなこと言わないでよって結果になりかねないんですね。こうなってしまうと不満を抱えたまま今の会社にしがみ続けるしかなくなってしまう。
採用側からするとですね、一度でも転職を経験したことがある人はわかると思うんですけど、転職っていうのはリスクがあるんで、大きな勇気と決断力が求められると、転職して環境が変わった直後は、会議や商談などことあるごとに胸がドキドキしたり緊張で眠れなくなったりすることもあるかもしれない。
特に年齢を重ねれば重ねるほど、人間は保守的になるんですね。ただでさえストレスのかかる大きな環境変化を、30代後半40代になるまで経験してこなかった。その事実は間違いなく弱点としても認識されることを理解しておいた方がいいです。
③主体性に疑問がある
これまでの話を聞いて中にはこういう人もいるかもしれません。うちは頻繁に異動があって定期的に環境が変わってるし転職みたいなもんですよ。それは確かにその通りなんですね。
一つの会社一つの場所で同じ仕事をし続けてきた人には、成果の再現性、環境適応力の二つに疑問符がつきにくい。異動っていうのは最終的には会社の意思決定なんですね、上司に異動願い希望を出すことはできるけど、最後に決めるのはこれ会社ですよね。
もしキャリアプランを気にかけてくれる優しい上司がいても、その人もいつまで同じ会社、同じ職場にいるかわからない話のわかる上司が異動してしまえば、皆さんのキャリアプランはもろくも崩れ去る。
結局どこまでいっても他人まかせになってしまうんですね。一方で、転職っていうのは最終的には自分の意思決定なんですね。ここが大きく違うと、周りの誰になんと言われようと決めるのは最後自分。この点が異動とは大きく違うわけですね、外資系企業なんかはこの評価が顕著で、ずっと同じ会社に居続ける人を自分のキャリアを主体的に考えられない人で同じ会社に続けるなんてありえないよね、そういう感覚なわけです。
それと転職市場は直近3年ぐらいのキャリアが重視されるからですね、主体的にキャリアを考え自らの意思で方向を変えられる人が最後は満足度の高い仕事に就くことができるということです。
まとめ
最後にまとめです。
転職未経験者の評価が低くなる3つの理由、①実績に疑問、②環境適応力に疑問、③主体性に疑問、これらについて解説しました。もちろん転職経験の有無、回数をどのように評価するかは、業界のカルチャーとか会社のカルチャーにもよるんで一概には言えないです。
自分が希望する業界、職種が転職に対してどういう感覚を持ってるのかそれを知っておくだけでも、今後のキャリアを考える上で参考になるはず。年齢を重ねた後に知っても手遅れになりかねないんですね。
具体的な求人の紹介や面接対策履歴書のフォロー、キャリア診断だけじゃなくって、この会社は転職回数が多い人は駄目ですとか、この会社は転職回数は気にしません実績勝負ですといった感じで、生の情報を提供してくれるのが優秀な転職エージェントなんですね。
ネットでGoogleだけでは手に入らない情報が手に入りますんで、ぜひうまく活用してほしいなと思います。転職の意思決定は情報戦なんですね。どの業界・会社・職種が熱いのか、今の自分には何社から年収いくらでオファーがあるのか、こういう情報は押さえておくべきです。
数十社から厳選したおすすめエージェントを、この下にリンクを貼っておきますんで、転職を考えられてる方ぜひ参考にしてほしいと思います。
今の時代は新卒一括採用から年功序列で終身雇用という必修安定パターンが崩れつつあるんですね。どっちかと言えばこの時代の方が特殊だったと、就職昇進、結婚出産育児っていったライフステージの変化に伴って手当をつけたり福利厚生をつけたりと、会社が最後まで面倒を見てくれる時代ではなくなってきているんですね。
ビジネスサイクルの移り変わりも激しくて、勝ち組業界と負け組業界が頻繁に入れ替わって、学生の人気就職ランキングもすぐに変わりますよね、変化の激しい時代を生き残ることは、変化に乗れる主体的な人間になること。
転職ありきで考える必要はないんで、どうやったら自分の理想のキャリアが築けるか、ぜひね、主体的に考えてみてほしいなと思います。ということで、以上参考になれば嬉しいです。転職回数は少なければ少ない方がいいと思ってる人はまだまだいるんですね。
でも解説したように今や、一社だけに勤務し続けるってことがリスクなんだっていう視点も知っておくべきです。自分のキャリアは自分で行動して選択して決定して、自分自身でコントロールしていく時代と、転職の話だけじゃなくて人生をね、主体的に生きましょう。
おすすめの転職エージェント2社については、いつものようにリンクを貼っておきます。遠慮せず気軽に利用してみましょう。転職活動はノーリスク、これを合言葉に今回のポイントを踏まえて活用してもらえたらなと思います。
以上、最後まで読んで頂きましてありがとうございました。