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【危険】積立投資に潜む意外な罠!投資するなら絶対に知っておきたいこと3選

知らないとやばい積立投資に潜む罠

今回のテーマはこちら知らないとやばい積立投資に潜む罠3選です。最近は積立投資が大変人気ですね。特につみたてNISAが始まってからは幅広い層の人たちから支持を受けています。積立投資は初心者さんにもおすすめの方法です。

しかしながら万能ではありません。そこで今回は、つみたてNISAの利用状況、積立投資に潜む罠3選についてご紹介します。積立投資を最近始めた方、始めてからしばらく経ったけど復習したい方、つみたて投資に興味はあるけれどなんとなく不安な方は参考になると思います。

積立投資の罠を押さえておくことで、こんなはずじゃなかったのにという事態を減らせます。そうすれば途中で中断することなくリスクを避けながら資産を築いていけるでしょう。

それでは早速、解説していきます。

つみたてNISAの利用状況

最近はつみたてNISAをきっかけに積立投資を始める人が少なくありません。2018年末は53万口座でしたが毎年2倍に増えています。そして2021年には300万口座を突破しました。もちろん、一般NISAでも積立投資は可能です。

ですが、一般NISAは非課税期間が5年間と比較的短くなっています。従って長期的な資産形成を目指す積立投資とは、あまり相性がよくないです、これからつみたて投資を始めるならつみたてNISAの方が適しているといえるでしょう。

次に、年代別に見ると若い人ほどつみたてNISAの利用率が高いことがわかります。若い人は資産形成に長期間を使えるため、積立投資との相性が良いのですね。また若い人ほどNISA口座全体の数も多いことがわかります。

さらに、NISA口座を利用している人の中で、投資未経験の人の割合は一般NISAでは投資をしたことがない人の割合は46%です。つまり、一般NISAを使っている人は投資経験のある人とない人が半々ということです。

一方でつみたてNISAを利用している人は約86%が投資をしたことがありません。つみたてNISAから投資に入った人が多いということですね。この理由としてつみたてNISAは少額から投資を始めやすいためというものが挙げられるでしょう。

また商品が厳選されているため初心者さんには選びやすいということも言えるでしょう。ここまで見てきたように、つみたてNISAやつみたて投資は若い人や初心者さんからの人気が高くなっているということがわかります。

将来や資産形成についてしっかりと考え実際に行動に移す人が増えていることは大変喜ばしいですね。ですが、投資をするなら知っておきたい注意点を知らない可能性もあります。

そこで積立投資によくある誤解、積立投資に潜む罠を3つご紹介します。順番に見ていきましょう。

①積立投資なら何でも安心という罠

多くの方は特に初心者さんは積立投資がおすすめです。ですが積立投資であれば何でも良いというわけではありません。特に商品の選択は重要です。つまり何を積み立てていくかということです。選んだ商品がいまいちだと資産がなかなか増えません。

逆に資産が減ってしまうことすらあり得ます。そこで、積立投資では次の2点を満たす商品を選ぶと良いでしょう。

1.長期的に見て右肩上がりの成長が期待できる

2.手数料が安い

長期的に見て右肩上がりの商品は、例えば全米や全世界の株式に連動するものが挙げられます。長期的に見て基準価格が右肩上がりで成長していますね。積立投資ではこういった商品を選ぶことが特に重要です。

次に、複数の同じような商品で迷ったときには、手数料が安いものを購入すると良いでしょう。投資の世界では、同じ対象に投資する商品なら手数料が安いものを選ぶという鉄則があります。手数料には信託報酬や運用管理費用、販売手数料などがあります。

同じ内容の商品であればコストが安いものの方がリターンに優れる傾向があります。もちろん投資信託のリターンはコストだけでは決まりません。運用や管理の方法によっても変わります。ただそのあたりは事前に予測できない部分が大きいです。

一方でコストは事前に比較することができますね。例えば管理費用や信託報酬が1%を超えるような商品は避けた方が良いでしょう。また手数料を考える上ではどこの金融機関で購入するかも重要です。つまり手数料が安い金融機関で買う方が良いということです。

そう考えると積立投資をするならネット証券を使った方が良いでしょう。事業をなさっていて取引高との関係性を重視する必要がある経営者は別です。事業など融資の必要がない個人投資家はコスト重視が正解です。おすすめはSBI証券や楽天証券、マネックス証券です。

②現金はいらないという罠

投資は長期的に見れば安定したリターンを期待できる。だから現金は限りなくゼロにして投資に回そう投資に慣れてくるとこのように考える人も増えてきます。

例えばつみたてNISAの非課税枠が勿体なく感じてしまい、余剰資金を全て突っ込むパターンです。確かに通しますお金が増えれば期待できるリターンも大きくなります。当初は資本の大きさが物を言うからですね。

ですが、投資額に無理があると、今度は継続が難しくなることもあります。最近ではコロナショックが記憶に新しいところです。コロナショックの場合も、飲食業や観光業にお勤めの方は大きなダメージを受けました。

また個人事業主やフリーランスの方は、より大きな影響があります。月収に対するコロナショックの影響についてフリーランスの方に調査した結果、実に65%の人は収入が下がりました。5万円以上下がった人が30%、10万円以上下がった人も15%いらっしゃいます。

こういった金融危機や不況が起こると、そもそも毎日の生活に影響が出ます。そして、多くの場合、積立投資の元手は収入がメインです。従って継続が難しくなってくるのです。さらには、生活防衛資金まで投資していたら生活のために株式を取り崩す必要があるでしょう。

しかも大抵の場合こういうときは株価が暴落していて、売りたくないような相場です。せっかく積み上げた資産を望まぬタイミングで売却するのは大変歯がゆいですね。このような収入の減少やリストラも考慮に入れて投資計画を立てると良いでしょう。

経済危機以外でも例えばご自身やご家族の治療のために急にお金が必要になることもあります。継続性の点から現金にはある程度の余裕を持たせておくことをおすすめします。まだ手元のお金が少なくなると心のゆとりも減ってきます。

仕事や生活に余裕がなくなったり、友人との付き合いに悪影響が出ることもあります。投資は将来と人生を豊かにするための活動ですが、同時に今も大切なのですね。貯金は心の余裕に繋がります。投資と貯金のバランスをとり、今も未来も豊かにしていくと良いでしょう。

③資産は単調増加するという罠

積立投資のシミュレーションにも罠があります。将来の資産を知りたいとき皆さんはどのように予測されるでしょうか?多くの方はシミュレーションを使って次のように考えるはずです。

積立額は毎月3万円ずつにしよう。利回りは過去の実績から考えて5%ぐらい、期間は20年間に設定してシミュレーション開始する。とても美しい右肩上がりですこのグラフを見て、20年後には資産がこんなに増えるのか、よしと考えます。

積立投資を続ければ、順調に資産が増えていく、そう思いますよね。ところが実際には、資産はこのように単調増加をしてくれません。もし積立投資を始めるときに、シミュレーションのように資産が増えると考えていたらどうでしょうか?

実際の推移を見たときに思っていたよりも増えないなと不安に感じるでしょう。もしかしたらつみたて投資を途中でやめたくなるかもしれません。そもそも、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

それは利回りという数字は結果論に過ぎないからです。例えば過去20年の利回りが13%でした。ですが、毎年13%ずつ増えたわけではありません。年ごとのばらつきが非常に大きいです。時には利回り30%を超える年もあれば、マイナス30%を下回る年もあります。

これらを全て平均して13%ということですね。また実際のリターンがシミュレーションを上回るか下回るか、それはこの1年ごとのリターンがどの順番で現れるかにもよります。最初の方で大きなマイナスが出て、後ろの方でプラスが続く場合、このときは実績のグラフはシミュレーションを下回り、後半で追いつく形になります。

その一方で前半にプラスが続き、最後の方で大きなマイナスが出た場合、このとき実績はシミュレーションを長期間上回り続けます。そして最後で落ちて、シミュレーションに一致していきます。

このように、毎年のリターンはばらつきが大きいこと、それぞれのリターンが20年の間にどのような順番で並ぶかはわからないこと、これらが原因で実際の資産の推移はシミュレーションと一致しないのです。

さて、実際の成果がシミュレーションを下回っていると不安になってきますよね。ですが、ここで止めて売ってしまうのは避けたいところです。結果的に損してしまう可能性が高くなるからです。

保有期間が20年の場合はマイナスになることがありませんでした。ですが、保有期間が短くなるとマイナスになる可能性も出てくるということですね。資産がシミュレーションのように増えず途中で売ってしまう、従ってマイナスになるリスクが高くなってしまうのです。

積立投資の道のりは山あり谷ありです。ですがこれらのことを頭の片隅に覚えておいてください。そうすれば、たとえシミュレーション通りにいかなかったとしても、積み立てを続けていけるでしょう。成果を信じて淡々と続けること、これが成果に繋がるのですね。

まとめ

今回は積立投資に潜む罠3戦についてご紹介しました。最後に振り返ってみましょう。

①積立投資なら何でも安心という罠

積立投資では商品の選択が特に重要です。積立投資であれば何でも良いというわけではありません。効果的に資産を使うためには長期的に見て右肩上がりの成長が期待でき、手数料が安い、こういった商品を選ぶと良いでしょう。

②現金はいらないという罠

投資に回すお金が大きくなれば期待できるリターンも大きくなります。ですが長期投資を続ける間には予想外なことも起こります。収入が減ったり、治療費が必要になったりなどですね。余裕資金がカツカツの状態だと積み立てが難しくなるかもしれません。

それに現金の余裕は心の余裕にも繋がります。現金にはある程度の余裕を持ち、投資と貯金のバランスをとっていくと良いでしょう。

③資産は単調増加するという罠

積立投資のシミュレーションは単調増加しますが、実際の資産は単調増加してくれません。爆上がりの年もあれば大損する年もあります。マーケットの成長は山あり谷ありです。シミュレーションを下回っていても諦めずに積み立てを続けると良いですね。

短期的には伸び悩んでも、いずれ平均に回帰します。相場に居続けることが大事です。淡々と続けていきましょう。

以上、これからの投資の参考になりましたでしょうか?

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