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【電気自動車】テスラのデメリット10選

自動車に乗るならガソリン車?電気自動車?

前回の投稿では『【電気自動車】テスラのメリット10選』という事でお伝えしましたが、今回はその逆でテスラや電気自動車のデメリットについてです。
モデルXに5年、モデル3に3年乗って感じているテスラや電気自動車のデメリット10選を正直にお伝えしたいと思います。

デメリット①:充電にかかる時間

このデメリットを真っ先に思った人も多いかと思いますが、電気自動車はどうしてもガソリン車では5分程で終わる給油が、充電となってしまうので時間が掛かってしまいます。

長距離の旅行となれば旅行プランの中に充電計画も組み込んで考える必要があるといった感じです。

充電にかかる時間は充電方法によって違いますが、以下のような感じです。

充電方法 30分での充電量 満充電までの時間
スーパーチャージャー 400㎞ 1時間
チャデモ(急速充電) 100㎞ 2時間半
自宅充電(200V充電) 10~15㎞ 16~25時間

スーパーチャージャーとはテスラが配備しているテスラ専用の充電ステーションのことです。約30分で8割まで充電することが出来て、1時間ほどで満充電になります。長距離運転や旅行時にはどのようにしてこのスーパーチャージャーを経由するかといった旅行計画が鍵となります。

自宅充電に関しては他と比較してかなり遅いですが、夜中にその日使ったバッテリー分を補充する形で毎日充電するので運用方法としては必要十分です。

デメリット②:充電できる場所が限られる

充電できる場所が限られてしまい、まだまだ全国的に充電設備が整備されているといった環境ではないです。

我が家は95%以上が自宅充電なので、遠方への旅行時にしか充電スポットを気にすることは無いですが、マンション住まい等で自宅で充電できる場所が無い人は購入前に自分の家の近くや、帰省などで定期的に行く場所の近くに充電設備があるかの購入前の事前チェックが必要です。

以下のサイトで充電設備を検索できるので、自宅の近くの状況を調べてみると良いかと思います。お勧めはスーパーチャージャーが自宅の近くにあるのが1番ですが、チャデモ充電を無料で開放しているような所もあったりするので、そういった所が近くにある場合は電気自動車購入に非常に恵まれた環境といえます。

GoGoEV

 

【参考】スーパーチャージャーの全国マップ

デメリット③:冬だと燃費性能が落ちる

前回のメリットの内容でバッテリーマネジメント機能が備わっており、バッテリーが長寿命であるといった話がありました。冬に関しては気温が低いことでバッテリーを温めなければいけない為に、それでバッテリーを消費してしまうことで燃費(電費)が悪くなってしまいます。おおよそのイメージとしては8割程度に落ちるといった感覚です。

デメリット④:本体価格が高く、価格変動も激しい

電気自動車は基本的にバッテリーの価格が高い為に、車両本体の価格設定が通常のガソリン車に比べて高く、補助金を活用しても若干高いといった価格です。

またテスラは本体価格の変動を原材料費の価格変動に合わせて変化させるので、1ヶ月で数十万の値上げや値下げをするといった事があります。

私が2019年にモデル3を購入してその半年後にPanasonic製のバッテリーから中国製のバッテリーに変更されたことで150万円の値下げが行われたこともありました。現在は半導体不足やウクライナ情勢もあり、価格は高めになっている状況です。

現在はベースグレードでセダンタイプのモデル3が600万円、SUVタイプのモデルYが650万円といった価格設定です。

デメリット⑤:完全自動運転オプションが別売りで高い

将来的には完全自動運転機能に対応するとのことですが、そのオプションは別売りで今の価格は871,000円でオプションのソフトウェア費用としては非常に高額です。この価格は徐々に機能が追加されるに従って上がるようになっていますので、将来的にこのオプションを必ず購入するつもりの人は前もって購入しておいた方が良いです。

2017年にモデルXを購入したときは35万円程でしたが、2019年にモデル3を購入した時は87万円になっていました。また完全自動運転のベータ版が解禁されている米国では、205万円まで値上げされています。

デメリット⑥:保険料が高い

以前の投稿の『固定費削減~保険編~』で必要な保険は3つだけといった投稿をした際に、車両保険は不要とお伝えしていましたがテスラに関しては車両保険は必須と考えます。

次のデメリット⑦にも関係しますが、理由は車両代金+完全自動運転オプションを購入した際の総額が高くなるので、万が一の事故での廃車や修理の際の費用が高額になってしまうので、車両保険に入ります。なのでその分保険料も必然的に値上がりしてしまいます。

お勧めとしてはネット型の自動車保険の方が価格が抑えられるのでお勧めです。

デメリット⑦:修理費用と修理期間

デメリット⑥でもお伝えしましたが、事故や故障時の修理が高額になってしまう点です。バッテリーが損傷している場合は、バッテリーパックが交換となってしまう場合もあります。

また修理期間に関しても部品が海外からの取り寄せになる事が多いので修理期間が数か月になることもありますので、その場合に備えて代車に関しても適切な自動車保険のプランに入っておくことをお勧めします。

デメリット⑧:テスラの洗礼

テスラにはテスラユーザーの中では有名な『テスラの洗礼』と言われるものがあります。基本的にテスラのディーラーの対応は塩対応で対応も遅いです。マメにこちらから確認しないと対応を忘れられるといった事もあります。以前に比べては改善されてきた部分もあるかなと思いますが、他社のディーラーで感じるようなホスピタリティは無いと思った方が良いです。

デメリット⑨:ディーラーの数が少ない

テスラはネットの通販でポチって購入する形式なので、実車を見れるディーラーの数が他社に比べても極端に少ないです。東京、千葉、神奈川、愛知、大阪、福岡の6府県にしかありません。

大掛かりな修理や点検の際にはそこまで車を持って行く必要がありますので、地方に住んでいる方にとっては少し負担が大きいです。

ただ簡易的な修理や調整に関してはモバイルサービスといって、テスラが直接自宅まで出張修理しに来てくれるサービスがありますので、この点に関してはある意味メリットかも知れません。

【参考】テスラディーラーの全国マップ

【イメージ図】テスラのモバイルサービス

 

デメリット⑩:スタッドレスタイヤの費用が高い

雪国限定の話になってしまうかもしれませんが、スタッドレスの費用が国外からの輸入になる事もあって価格設定が高いです。純正にこだわりがなければ社外ホイールを購入して比較的価格を抑える事が出来るかもしれませんが、適応するホイール選びには少し苦戦するようです。私の場合は純正ホイールを1インチダウンで購入した感じですが、補助金のほとんどがスタッドレスタイヤの費用に消えるようなイメージです。

最近の流行のオールシーズンタイヤのような物にすれば別途でホイールを購入する必要が無いので、そういった選択肢も視野に入れておいてもよいかと思います。

また最近ではテスラユーザーも増えてきましたのでメルカリやオークション等で純正の中古ホイールも買いやすくなってきている印象です。

【参考】テスラの公式サイトでのスタッドレスタイヤの価格

 

以上、テスラのデメリット10選について簡単ですがまとめさせて頂きました。

これだけのデメリットを正直にお伝えしましたが、テスラを購入した方々の気持ちはみなさん同じで『最高の満足度を提供してくれる先進的で夢のある自動車』といった感想です。

もし事故って廃車になったとしても、私はまたテスラを購入するかと思います。

購入の検討材料にして頂けると幸いです。最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

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