FIREについて
最近よく耳にすることになったFIRE。
FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字で、経済的自立(FI)を成し遂げ、早期リタイア(RE)を実現する注目ワード。
「FI=経済的自立」実現には不労所得=資産運用の収入が欠かせません。
また「RE=早期リタイア」には、完全なリタイアのほかセミリタイアもあります。
ここでは、「FIREって何? どうすれば実現できるの?」をざっくり理解するための基礎知識を紹介します。
FIREで広がる生き方や仕事の選択肢
今、自分がしている仕事が楽しい、お金の不安もないという人は、わざわざFIREを目指す必要はありません。
仕事が充実しているのは素晴らしいことです。一方で、今の仕事は生活のために嫌々やっている、そんな人もいるでしょう。
お金がないことで、仕事を辞める選択肢自体がない状態です。
もしFIREの「FI=経済的自立」を実現できれば、仕事をするか・しないかを選択する自由が生まれます。
働くにしても「いつでもこの仕事を辞められる」と思えるお金があれば、気持ちがずいぶん違うのではないでしょうか。
貴重な人生の大半を労働に縛られたくない人こそFIREするべきなのです。
働く場所、内容、時間を自分で選ぶ自由が得られる
FIREを実現すると、暮らす場所にも制限がなくなります。
海外で暮らしたり、都会暮らしを満喫したり、あるいは田舎に移り住んだり。
欧米でFIREした人の中には、旅をしながら暮らしている人もいるようです。
「働くこと自体は好きだから続けたい」という人であれば、いったん仕事を辞めて、
自分のスキルや知識を活かしながら新天地で働くという選択もできます。
さらに、収入は減りますが、労働時間を減らして人生の自由時間を少し増やすことも、FIREすれば可能です。
このように、FIREの「RE=早期リタイア」の形は柔軟で、自分の価値観に合わせた目標設定ができます。
不労所得が生活費より多ければFIREできる
いくらあればFIREできるかの計算には「4%ルール」を使います。
これを理解しつつ、現実的に目指しやすいFIREの種類を押さえていきましょう。
FIREを実現するには、働かなくてもお金を得られる「不労所得」が必要です。
簡単にいえば、不労所得が生活費よりも多ければ、FIREは実現できるのです。
不労所得を得る方法はさまざまですが、特別なスキルなしで誰でも得られるのが、株などの投資の運用益です。
FIREに必要な金額は、「年間の生活費×25倍」で計算します。
たとえば、年間300万円(月平均25万円)の生活費がかかる場合、FIREするために7,500万円の投資額が必要となります。
これは、資産を年4%で運用し、かつ生活費も4%以内に収めれば資産が減らない「4%ルール」をベースとしたアメリカ発の計算方法です。
少し働いて収入を得るサイドFIREが現実的
FIREに必要な資産が7,500万円といわれても、普通の会社員ではその額を貯蓄することは難しいでしょう。
節約に節約を重ね、長い年月をかけて資産を積み上げていく必要があります。
そこでおすすめしたいのが、「サイドFIRE」です。不労所得100%&完全リタイアで暮らす「フルFIRE」に対して、
サイドFIREは不労所得を得ながら仕事でも収入を得るというセミリタイアスタイルのFIREです。
サイドFIREでは、不労所得と生活費の差額分を勤労収入で補います。
FIRE用資産の目標額を自分で自由に設定できるため、ぐっと手が届きやすくなるのです。
ここでは私がサイドFIREを達成するまでに実践した事や失敗した事を、
一つずつ皆さんにも再現性高く実践できるようにガイド致します。
定期的に更新する予定ですので、どうかよろしくお願い致します。