今回の改正を受けて思う事
前回の投稿では新NISAの概要5選の解説をしましたが、今回は今後必須となる投資への考え方についてまとめたいと思います。
結論は素晴らしい改正になった20代から40代の若い世代、未来が変わるな、これが私の感想です。もちろん50代以降の人にとっても十分に利用価値あります。ただし投資の世界は早く始めれば早く始めるほど有利、若ければ若いほど有利、そういう世界です。
暴落後のリカバリーチャンスも長いし、何より福利がきくからですね、1人当たり1800万円の投資枠。夫婦の場合、合計3600万円の投資枠です。超少子高齢化が進む日本という国で、若い世代も含めて、これだけの可能性が与えられたというのは、まさに朗報です。
前回の投稿でも言いましたが、冗談抜きで億れるポテンシャルがあります。
しかしその反動も発生する可能性
とはいえ反動もありそうです。大規模な投資減税を認める代わりに、法人税が上がる可能性もあります。法人税が上がると個人には一見関係無さそうに感じる人もいるかもしれませんが、これは給与が上がりにくいようになります。
それから金融所得税が現在は約20%ですが、それが25%や30%になっても驚きません。他にも消費税が上がったり、消費税率10%は通過点に過ぎませんという感じで、どこかにしわ寄せがいく可能性は高いと見ています。
今後に向けてのアドバイス
今後は投資をしない人は損、まずこれですね。本来投資家が払うはずだった税金を投資をしていない人たちが、その他の増税により負担している、こういう構図になりうるからです。
お金が取られるところにいて、お金をもらえるところにいない。これではジリ貧です。それから投資をしても利益が出なければ損。非課税制度は利益が出てナンボです。利益が出せなければ非課税も何もあったものではありません。
そのくせ他のところでは増税されていたら、トータルは損になってしまいますよね。では損をしない人になるにはどうすればいいのか、結論は実にシンプルです。
①NISA口座を作って投資をする
②利益が出る投資をする
この2つです。1つ目のNISA口座を作って投資をすること、これはめちゃくちゃ簡単です。最近のネット証券口座は必要項目に記入して口座開設の申し込みをするのに10分もかかりません。
その後1週間から10日ぐらいで口座開設の手続きは済みます。口座開設は無料だし、口座を維持するための手数料も一切かかりません。銀行口座から証券口座にお金を移せば、すぐに投資を始められるようになります。
ここでつまずくようになるのは、面倒くさいっていう気持ちだけですね。その気持ちに勝てさえすれば、100人いれば100人口座開設できる、そういうイージーな難易度です。
問題は2つ目、利益が出る投資をすること、こちらですね、こちらは全員が必ずクリアできるというイージーな難易度ではありません。投資に絶対はありません。未来はいつも不確実です。
ですがその一方で再現性の高い勝率の高い投資が存在することも事実です。それがインデックス投資です。S&P500や日経平均株価といった指数に連動した成績を目指す投資です。
結論をハッキリ言うと、もし利益が出る投資がしたいのなら、eMAXSlim米国株式S&P500、もしくはeMAXSlim全世界株式、オールカントリーといった、広く分散された低コストの株式インデックスファンドに投資しましょう。
ちなみに投資期間が40年50年と長くなればなるほど、全世界株の妥当性が高くなります。NISAの非課税枠は1800万円あるんで、年間120万円の投資枠はインデックスファンドに年間240万円の成長投資枠もインデックスファンドにトータル1800万になるまでインデックスファンドに、これが基本戦略です。
またアメリカの偉い大学教授さんたちの研究では、1950年から2017年の間では、どの年から投資を始めたとしても、15年以上投資を続ければ、そのリターンはプラス4.2%からプラス18.9%の間に収まっています。
つまりどの15年を切り取っても15年投資すれば損した人はいなかったってことです。これは米国株のデータですが、全世界株でも似たような傾向になります。15年以上優良な指数に投資をすると損をする可能性はかなり低くなります。
繰り返しになりますが、結局は多くの人にとってこれが一番勝率の高いやり方です。広く分散された低コストの株式インデックスファンドを買う、それから最低でも15年ぐらいは保有し続けるつもりで投資する、数年間損する期間が続いたとしても、ひたすら積み立てを続けて売らない、下手な売買をしない、淡々とやる、この二つを守ることが一番勝率の高いやり方なんですね。
これ以外にも債券ETFやゴールドのETFに分散投資して暴落相場に強くする全天候型ポートフォリオって勝率の高いやり方もあるんですが、それはまた別の機会に説明したいと思います。
まとめ
最後にまとめです。
私の感想としては素晴らしい改正になった。20代から40代の若い世代、未来が変わるな、こう思っています。ですがそれはNISAを正しく使えたらの話です。
正しく使うには買うものは広く分散された株式インデックスファンドが基本。これがとても重要です、それから投資期間は10年から15年以上が目安。これも超重要です。どれだけここを徹底できるかが鍵になります。
そして数十年後、億万長者がたくさん誕生するのが楽しみっていう感じですね。いよいよこうなってくると、資産運用はやった方がいいから資産運用はやらなきゃ損っていう社会構造になっていきそうですね、他で一切増税がなければいいですが、多分あるでしょう。
やらなければしわ寄せを受けるだけになります。そもそも日本自体が低成長の罠にはまっているわけです。資産運用しなくても給料が上がって社会保険が充実し続けるならいいですが、あまりそれが期待できる状況ではないでしょう。
日経新聞でも投資会社化する日本っていう記事が出てましたね。悲しい気もしますが、より成長性の高い国外の市場にお金を流す、そして恩恵を受ける、これがこれからのトレンドになっていきそうです。
まだ証券口座を持っていない人は、ぜひ証券口座を開設して備えてください。おすすめの証券口座についてもまた改めて投稿したいと思います。
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