米ドルを最安で買う方法
今回のテーマはこちら、知らなきゃ損、米ドルを最安で買う方法を解説です。米国株を買うためには、米ドルが必要です。米ドルはどうやって買うかによって手数料が大きく変わります。
大手対面証券の手数料は1ドルあたり50銭、ネット証券は25銭。このようになっています。SBIネット銀行は、外貨預金なら手数料が6000円になります。さらに外貨積立のサービスを使えば3銭まで下げられます。
こうしてみると、住信SBIネット銀行の外貨預金が一見最安に思われますね。ですが、実際にはさらに安く買う方法があります。それはSBI証券のFX取引でドルを買うことです。
SBI証券のFXならば、手数料は1ドルあたり約0.1銭まで抑えられます。大手の対面証券だと50銭でした。それに比べると500分の1です。1万ドルを交換する場合、手数料は5000円から10円まで下がります。非常にお得ですね。
何度も繰り返すたびにこの差は広がっていきます。こんなに低コストな方法ですが、今まではあまり人気がありませんでした。なぜなら、1万ドル単位でしか買えなかったからです。1ドル135円とすると、1回の取引で最低135万円が必要でした。
正直言って、多くの人には使いにくかったです。ですが2022年からは1000ドル単位で買えるようになりました。1ドル135円とすると13万5000円で大丈夫です。135万円に比べたら非常に取り組みやすい金額ですね。
手数料の安さはそのままで使いやすくなったといえるでしょう。これを使わない手はありません。FXなんてやったことないから不安だなそう思う方もいるでしょう。そこで今回は、SBI証券のFX口座で米ドルを買う方法を詳しく解説します。
米ドルを得るための手数料を大きく抑えられるでしょう。その分投資で得られるリターンは改善しています。
それでは早速解説していきます。
ドルを買う具体的な手順
SBI証券のFX口座で米ドルを買うのはウェブサイトかスマホのFXアプリから可能です。前提として、SBI証券と住信SBIネット銀行の口座は既に持っているとします。
もしまだ口座をお持ちでない方は、口座開設をお願いします。それでは始めていきましょう。
具体的には次のSTEPで進めていきます。
STEP0:FX口座の開設
STEP1:FX口座への入金
STEP2:新規買建て
STEP3:現引き
この順番です。STEP0の口座開設はFX口座をまだ持っていない人が対象です。確認するためには、SBI証券のサイトにログインします。そして画面右側の取引と口座開設を確認してください。もしFXの行に取引と表示されていたら既にFX口座を開設済みです。
次のSTEP0は飛ばして、STEP1に進んでください。一方で開設と表示されていたら、FX口座の開設が必要です。次から説明する手順に従って口座を開設してください。とは言っても口座の開設は簡単です。チェックリストに答えるだけで終わります。5分もかかりません。
開設が終われば取引もすぐに始められます。それでは、具体的な手順に入りましょう
STEP0:FX口座の開設
まずはFX口座を開設していきます。先ほどの取引と、口座開設欄をご覧ください。その中から、FXの行で開設のボタンをクリックします。そうすると、口座開設と取引までの流れの画面が表示されます。
この中でFX口座開設はこちらの赤いボタンをクリックしてください。そうすると、取引口座の開設申し込みのページが表示されます。チェックリストの内容をよく読み、右の回答欄に答えていきます。
そのまま画面を下にスクロールをすると、約款や交付書面が表示されます。これらを読んで大丈夫でしたら下の方の申し込みボタンをクリックしてください。
そうすると申し込み受付完了の画面が表示されます。これでFX口座の開設は終わりました。簡単でしたね。
画面左上のSBI証券の部分をクリックしてページに戻ってください。そうすると画面右側のメニューが先ほどと変わっています。FXの行を見ると、開設と表示されているのが取引になっていますね。
これでFX口座での取引を始められます。次のSTEP1に進みましょう。
STEP1:FX口座への入金
このSTEPではドルを買うためのお金を用意します。実際に取引をする前にFX口座に日本円を入金しておく必要があるのです。まずは、SBI証券のトップページにログインします。上の方の口座状況に表示された買付余力を見てみましょう。
この金額がドルを買う以上にあることを確認します。もし不足している場合は残高を補充しておきましょう。十分な金額があれば、買付余力の右にある振り替えボタンをクリックしてください。そうすると振替指示の画面が表示されます。
まずは口座選択の欄で、上の段を選択しましょう。振替元が証券総合口座、振替先がFX口座となっているか確認します。続いて指示金額の欄に、FX口座に移す日本円の金額を入力します。この金額は買いたいドルに為替レートを掛けた値よりも大きな金額にしてください。
例えば1000ドル買う場合はどうでしょうか?現在の為替レートが1ドル135円なら13万5000円以上が必要です。また為替レートは常に動きます。必要金額ぴったりだと少し動いただけで不足します。少し余裕を見ておいた方が良いですね。
なお、この為替操作には手数料がかかりません。またここで入力する金額は、上に表示される指示可能額以下にしてください。この指示可能額は先ほどトップページで表示された買付余力と同じです。
以上で口座選択と指示金額を入力できました。あとはいつもの取引パスワードを入力して、繰り返し時確認のボタンをクリックします。そうすると振替指示確認の画面が表示されます。表示された内容が正しければ、振替指示のボタンをクリックします。
以上でドルを買うためのお金をFX口座に用意できました。次のSTEPからは実際にドルを買っていきましょう。
STEP2:新規買建て
それでは実際にドルを買っています。SBI証券のトップページで、画面右側のFXの取引ボタンをクリックしてください。そうするとFX画面が別タブで開きます。この中から画面上部の取引ボタンをクリックしましょう。そうすると新規注文の画面が表示されます。
左下の注文入力の部分をご覧ください。いくつかの設定項目がありますね。まずは商品の欄で右側のSBIFXミニを選択します。ここが大事なところです。左のFXαを選ぶと、1万ドルからしか買えません。そうすると必要な資金が10倍に増えます。
右のFXミニを選ぶことで1000ドルから購入できます。次に、通貨ペアの欄でミニ米ドル円を選んでください。その下の注文パターンと執行条件はそのままで良いでしょう。通常成り行きということです。慣れてきたら変えてみても良いですね。続いて取引の欄は新規買いを選びます。
次の数量の欄は欲しい米ドルの単位を入力します。ここにも注意してください。この数量の1台は1000ドルになります。1000ドルで1セットの注文ということです。なので1000ドルを買いたい場合は1と入力し、5000ドルを買いたい場合は5と入力します。
もし1000と入力すると10万ドルを買うことになってしまいます。間違えやすいので気をつけてください。
最後に、期間の欄は成行注文ならそのままで大丈夫です。あとはいつもの取引パスワードを入力して注文確認画面へのボタンをクリックしましょう。そうすると注文確認画面が表示されます。
表示された内容が正しければ、注文発注ボタンをクリックしてください。そうすると、注文受付の画面が表示されます。これで米ドルを買う二つ目のSTEPが終わりました。
あと1STEPで全ての手続きが終わります。いよいよ最後のSTEPを見ていきましょう。
STEP3:現引き
それでは最後のSTEPです。まずはFXの画面で上に表示される取引のボタンをクリックしましょう。するとSTEP2と同じ注文入力の画面が表示されます。ここで、画面左上の現引きという文字をクリックしてください。
そうすると、現引きのページが表示されます。下の方に先ほどSTEP2で買い付けたミニ米ドル円の行がありますね。その右の方に現引きという青い文字があります。ここをクリックしてください。そうすると、注文入力の画面が表示されます。
内容に間違いがないことを確認してください。問題なければ取引パスワードを入力して注文確認画面のボタンをクリックします。そうすると注文確認の画面が表示されます。表示された内容が正しければ注文発注のボタンをクリックしてください。
そうすると注文受付の画面が表示されます。これで米ドルを買う手続きは全て終わりました。
最後に購入した米ドルをどうやって確認するかを紹介します。先ほどの手順で買ったドルは自動的にSBI証券の口座に振り込まれます。FX口座からSBI証券の総合口座に移す必要はありません。ただし、翌営業日までお待ちください。
次の営業日になったら、SBI証券の口座を確認してみましょう。まずはSBI証券のトップページにアクセスします。次に、画面右上の入出金振替のボタンをクリックします。そうするとまずは入金指示の画面が表示されます。
左側のメニューから外貨入出金明細のボタンをクリックしてください。そうすると、外貨の入出金明細が表示されます。明細の一番上を見ると米ドルがFX口座から振り込まれているのがわかります。
これで米ドルが入金されていることも確認できました。このドルを使っていつも通り、SBI証券から米国株を購入できます。お疲れ様でした。
まとめ
それではまとめていきましょう。今日のブログでは、SBI証券のFX口座で米ドルを買う方法を紹介しました。手順は次の通りです。
STEP0:FX口座の開設
STEP1:FX口座への入金
STEP2:新規買建て
STEP3:現引き
この順番でしたね。今回の内容を実践すれば米ドルを買う手数料をかなり節約できるでしょう。大手の対面証券と比べると500分の1になります。1万ドルを交換する場合、手数料は5000円から10円まで下がります。この差はとても大きいですね。
1回きりでも十分ですが繰り返す度に差は広がります。ぜひ今回の方法をマスターして、資産の拡大を拡大させていきましょう。実はベテランの米国株投資家には昔からSBI証券でFXを経由する方法はよく知られていました。
しかし、手順が難しく感じられ、ハードルが高いと思う人もいました。今回でやってみようと思っていただければ嬉しいです。
以上、これからの投資の参考になりましたでしょうか?
ただ投資ってどうやって始めればいいか分からない、そもそもどうやって勉強すればいいのかわからないって方は、投資の基礎的知識が学べる無料のオンライン講座があるので受けてみると良いと思います。
無料の1時間程度の講座なので自己研鑽としてどうぞ。